コラム

休み時間の全員参加の遊びが苦痛

小学校では、クラス全体で良いコミュニケーションをとるためや、体力の向上を狙って全員参加の遊びを休み時間におこなっている学校があります。この全員参加の遊びが問題になることがあります。

全員参加ということで、半強制的に嫌だなという気持ちを抱いていても、みんなで遊ばなければならず、苦痛を感じる子どもがいます。休み時間は自由に思い思いに過ごしたいのに、子どもが過ごしたいように過ごせないということです。静かに読書をしたい子もいれば、違うクラスの子と運動場でサッカーをするという子もいます。

全員で遊ぶ利点もありますが、苦痛に感じている子に配慮を示すことも大切です。参加するかどうかを選択できる仕組みを作ったり、回数を減らしたりして配慮を示します。クラスのコミュニケーションを大切にしながらも、個人の思いにも目を向けることは重要です。